現在、ジャカルタでは、地下鉄(MRT)や軽量軌道交通(LRT)の建設が進んでおり、既に一部試運転も行われています。ちなみに、冒頭写真はMRTの工事現場での写真です。
また、スカルノハッタ空港とジャカルタをつなぐ空港間鉄道も整備されました。
2018年8月のアジア大会に向けて、首都ジャカルタで道路整備が行われたこともあり、ここ数年でジャカルタの交通状況は大幅に変化・改善しています。
少し、ジャカルタを離れているだけで、風景が変わるようです。
次に、訪れるのが楽しみです。
以下は、2015年8月31日ブログ記事の移管とその後のスリ被害についてです。
電車(Commuter JABODETABEK)
今日は、ジャカルタ都市圏の電車を紹介したいと思います。
ジャカルタ都市圏は、JABODETABEKと言われており、Jakarta、Bogor、Depok、Tangerang、Bekasiという都市名の頭文字からなっています。
鉄道会社も「PT KAI COMMUTER JABODETABEK」という名称です。
私が住んでいるDepokをはじめジャカルタ近郊では、渋滞がひどいので、移動時間を考えれば、電車に乗るほうが早いように思います。
大学からJakarta kotaやBogorに行くにも、最寄りのUniversitas Indonesia駅から電車に乗る方が早いです。また、この電車はエアコンも効いています。
路線図 http://www.krl.co.id/#_m_tentangkami
電車の乗り方としては、駅窓口で切符となる以下のカードを買います。
カード費用は、カードの保証金(10,000ルピア)と運賃(2000ルピア~)
から構成されており、運賃は、日本に比べると相当安いです。
次回乗車時は、窓口でカードを提示して、運賃のみチャージすれば足りますが、最終乗車日から7日経過するとカードが使用できなくなり(チャージ不可)、保証金の返金も不可能となりますので注意が必要です。
一週間以上、電車に乗らないのであれば、保証金の返金手続きを行うといいです。
改札では、ゲートの左側にタッチパネルがあるので、カードをタッチすると、タッチパネル右側のゲートが開きます。この点、日本と逆なので、戸惑いました。
なお、電車は基本的に混んでおり、スリが多いと聞いておりますので、ご乗車時には手荷物等にくれぐれもご注意ください。
朝夕の通勤時には、更に混んでいるようです。
P.S. ちなみに、私は上記記事を書いた後に、電車内でスリ被害に遭いました。
朝の通勤ラッシュで、とても混んでいた時に、電車扉付近にいた男性により手招きされ、その扉から乗り込んだところ、体をつかまれて車内に押し込められました。揉みくちゃになって、気づいたところ、たすき掛けカバンのチャックが空いており(幸い財布は無事)、ズボンの前右ポケットに入れてあったスマホはなくなっていました。
そもそも、よく考えれば、朝の通勤ラッシュで混んでいる時に、自分のところに他人は来てもらいたくないのであって、わざわざ他人を自分のスペースに招き入れる行為は、不自然であり、その時点で気づくべきだったのです。
朝、急いでおり、深く考えなかったがために発生した事件と思います。
皆様、電車やバスなど公共交通機関を使う際には、お気を付けください。
なお、海外旅行保険などでは携行品損害がカバーされていることが多いと思います。私の場合も、スマホの機種代分は保険で補填されました。保険金請求時に、事故証明書の添付が求められますが、インドネシアでも警察署で事故証明書を発行してもらえます。
弁護士 味村祐作
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